マッサージ運動療法、手技療法について|健診会 メディカルコラム

手技療法(マッサージ運動療法)

手技療法(マッサージ運動療法)とは

手技療法(マッサージ運動療法)とは、施術者の手により施される治療法のことです。手技療法の目的は、筋肉・関節・血管・神経・リンパなどを刺激し、症状が現れている部分だけを治療するのではなく身体全体を把握し原因を突き止め、人が本来持っている自然治癒能力を高めることにより血流改善や鎮痛効果を得ることです。


頚(首)の手技療法

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・運動療法・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけではなく原因となる場所、関連する筋肉、神経組織まで行う事で血行改善・新陳代謝を促進し痛みやコリ、神経痛による症状の緩和を図ります。
リハビリテーションでは、医師の指示により頚部から腕・手にかけての痛みやしびれを訴える変形性頚椎症や頚椎症性神経根症、頚椎脊柱管狭窄症、頚椎椎間板ヘルニアなどの疾患やその他に、急性期を過ぎたムチ打ち症などに対して行います

頚(首)の手技療法 マッサージ
マッサージ

首から肩甲骨周辺の筋肉や神経組織までをマッサージすることで血行不良を改善し痛みやしびれの緩和を図ります。

頚(首)の手技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは、首周囲の筋肉を伸ばすことで神経の圧迫を軽減し痛みやしびれの緩和を図ります。

頚(首)の手技療法 運動療法
運動療法

運動療法では、動きにくくなった首周囲の筋肉や靭帯を他動的に動かすことで、首の曲げ伸ばし、まわすなどの動きを滑らかにし、筋肉や靭帯の痛みの軽減を図ります。

動画で首の手技療法(マッサージ運動療法)を見る

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肩の手技療法

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・運動療法・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけではなく原因となる場所や関連する筋肉、神経組織まで行う事で、血行改善・新陳代謝を促進し筋肉や関節内部の痛みの緩和を図ります。また、ご自宅で筋力を鍛えられるように基礎体力向上や筋力低下予防のための運動指導も行っています。
リハビリテーションでは、医師の指示により肩関節や肩周辺の痛みがある40肩・50肩(肩関節周囲炎)、石灰沈着性腱板炎、損傷した筋肉や腱の痛みがある肩腱板断裂などの疾患に対して行います。

肩の手技療法 マッサージ
マッサージ

肩から肩甲骨周辺の関節や筋肉までをマッサージすることで血行不良を改善し痛みの緩和を図ります。

肩の手技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは、肩周辺の筋肉を伸ばすことで関節の動きを滑らかにし痛みの軽減を図ります。

肩の手技療法 運動療法
運動療法

運動療法では、肩の関節に圧力を加えることで肩周囲の筋肉や靭帯の動きを滑らかにし関節の可動域をひろげ痛みの軽減を図ります。

動画で肩の手技療法(マッサージ運動療法)を見る

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手の手技療法

適応疾患

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけでなく原因となる場所や関連組織まで行う事で、血行改善・新陳代謝を促進し筋肉や神経の痛み、しびれの緩和を図ります。
リハビリテーションでは、医師の指示により手の使い過ぎによる腱の痛みや神経の圧迫によるしびれがある手根管症候群などに対して行います。

手の手技療法 マッサージ
マッサージ

手首から手のひら全体をマッサージすることで指圧刺激により血行を促進し、硬くなった筋肉を緩め神経の圧迫を軽減し痛みやしびれの緩和を図ります。

手の手技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは、手首を外側に伸ばすことにより手の曲げ伸ばしの筋肉の血行を促進させ、痛みやしびれの緩和を図ります。


腕~肘の手技療法

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけでなく原因となる場所や関連する神経組織まで行う事で血行改善・新陳代謝を促進し痛みや神経痛による症状の緩和を図ります。
リハビリテーションでは、医師の指示により神経損傷による痛みやしびれ症状のある正中神経麻痺、尺骨神経麻痺、肘部管症候群、腕の筋肉や靭帯、腱の炎症による痛み症状のある野球肘やテニス肘、肘の関節の変形に伴い痛みやしびれ症状のある変形性肘関節症などに対して行います。

腕~肘の手技療法 マッサージ
マッサージ

肘関節周囲から腕の内側の筋肉や神経組織までをマッサージすることで血行を促進させ神経の圧迫を軽減し痛みやしびれの緩和を図ります。

腕~肘の手技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは、硬くなった肘関節周囲の筋肉や靭帯を伸ばすことにより血行を促進させ、神経の圧迫の軽減を図り痛みやしびれの緩和を図ります。


背中~腰の手技療法

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・運動療法・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけではなく原因となる場所、関連する筋肉、神経組織まで行う事で血行改善・新陳代謝を促進し痛みやコリ、神経痛による症状の緩和を図ります。また、ご自宅で筋力を鍛えられるように基礎体力向上や筋力低下予防のための運動指導も行っています。
リハビリテーションでは、医師の指示により脊柱管が圧迫され狭くなることにより神経障害をきたす腰椎変性すべり症、腰椎脊柱管狭窄症、椎間板に大きな外力が加わり内部の髄核が飛び出し神経を圧迫する腰椎椎間板ヘルニア、外傷や骨粗鬆症が原因で起こる腰椎圧迫骨折、腰の骨を支える関節や靭帯に急激な圧力が加わり起こるぎっくり腰、背中全体の筋肉疲労による背中の痛みなどに対して行います。

背中~腰の手技療法 マッサージ
マッサージ

背中から腰周辺の筋肉をマッサージすることで血行不良を改善し神経の圧迫を軽減させ痛みやしびれの緩和を図ります。

背中~腰の技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは腰周辺の筋肉や靭帯を伸ばすことで神経の圧迫を軽減し痛みやしびれの緩和を図ります。

背中~腰の技療法 運動療法
運動療法

運動療法では腰周辺や腰から足にかけての筋肉に抵抗を加え強化することにより血行不良の改善を行い神経の圧迫を軽減し痛みやしびれの緩和を図ります。
また、体幹を強化することによりロコモティブシンドロームの予防にもつながります。

動画で腰の手技療法(マッサージ運動療法)を見る

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股関節の手技療法

適応疾患

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・運動療法・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけでなく原因となる場所や関連する筋肉まで行うことで、血行改善・新陳代謝を促進し筋肉や関節内部の痛みの緩和を図ります。
リハビリテーションでは、医師の指示により股関節の軟骨と骨の変形により起こる変形性股関節症などの疾患に対して行います。

股関節の手技療法 マッサージ
マッサージ

硬くなった股関節の動きに関連する筋肉をマッサージすることで血行不良を改善し痛みの軽減を図ります。

股関節の技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは股関節周囲の筋肉や靭帯を多動的に動かすことにより曲げる、足を前に出すなどの動作を滑らかにし、筋肉や靭帯の痛みの軽減を図ります。

股関節の技療法 運動療法
運動療法

運動療法では股関節周囲の筋肉を伸ばすことにより硬く動きにくくなった股関節の柔軟性を高め筋肉や関節の痛みの軽減を図ります。


膝~足の手技療法

手技療法の効果

手技療法では、主にマッサージ・運動療法・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけではなく原因となる場所、関連する筋肉まで行う事で血行改善・新陳代謝を促進し痛みや可動域制限による症状の緩和を図ります。また、ご自宅で筋力を鍛えられるように基礎体力向上や筋力低下予防のための運動指導も行っています。
リハビリテーションでは、医師の指示により下肢のふくらはぎの筋肉が断裂する下腿部挫傷、膝の関節や軟骨の変形、靭帯損傷の痛みで日常生活の制限が起こる変形性膝関節症や膝内側側副靭帯損傷、半月板損傷などに対して行います。

膝~足の手技療法 マッサージ
マッサージ

膝から足にかけての硬くなった筋肉をマッサージし刺激することにより緊張を緩め血行不良を改善し痛みの緩和を図ります。

膝~足の技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは膝周辺の硬くなった筋肉や靭帯を伸ばし柔軟性を高めることにより動きを滑らかにし痛みの軽減を図ります。

膝~足の技療法 運動療法
運動療法

運動療法では動かしにくくなった膝周囲の筋肉や靭帯を他動的に動かすことにより膝から足にかけての動きを滑らかにし痛みの軽減を図ります。 また、抵抗運動などで筋力を強化することでロコモティブシンドロームの予防を行います。

動画で膝の手技療法(マッサージ運動療法)を見る

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足関節周辺の手技療法

適応疾患

手技療法の効果

手技療法では、主に運動療法・ストレッチを行っています。治療では、症状が現れている部分だけではなく原因となる場所、関連する筋肉まで行う事で血行改善・新陳代謝を促進し痛みの緩和を図ります。
また、ご自宅で筋力を鍛えられるように基礎体力向上や筋力低下予防のための運動指導も行っています。
リハビリテーションでは、医師の指示により足の外傷による足関節捻挫、第5中足骨骨折、足底腱膜の炎症や小さな断裂による足底腱膜炎などに対して行います。

足関節周辺の技療法 ストレッチ
ストレッチ

ストレッチでは硬くなった足関節周囲の筋肉や靭帯を伸ばすことで柔軟性を高め痛みの軽減を図ります。

足関節周辺の技療法 運動療法
足関節周辺の技療法 運動療法
運動療法

運動療法では硬くなった足関節周囲の筋肉や靭帯を他動的に動かすことにより足の動きを滑らかにし痛みの軽減を図ります。


手技療法(マッサージ運動療法)の対象患者

変形性膝関節症や首・腰からくる痛みやしびれなどの慢性疾患、炎症症状が強くない四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)、腱鞘炎、骨折、脱臼、捻挫などに伴う痛みの疾患が対象になります。主な適応疾患には、神経痛、麻痺、慢性関節リウマチ、椎間関節症、頚・腰椎椎間板ヘルニア、頚・腰椎脊柱管狭窄症などがあります。

施術時間

施術時間は12分で患者様の症状や既往歴(過去にかかった病気)を考慮し、手技療法後の患者様の訴えを聞き症状の変化を確認しながら安楽な姿勢で施術をします。
痛みを伴ったり力の強弱などに不快感がありましたらリハビリスタッフまたは医師にご相談ください。

注意事項

急性外傷の骨折・脱臼・捻挫など、炎症や痛みが強く一定期間安静が必要な場合は手技療法(マッサージ運動療法)は出来ません。手技療法(マッサージ運動療法)により一時的に楽になる患者様もいますが、後から痛みやしびれなどの症状が悪化する場合もあります。治療中に痛みや違和感を感じたらすぐに中止し医師に相談しましょう。主な禁忌疾患には重篤な心疾患、感染症、免疫不全症、著しい高血圧・低血圧、悪性腫瘍などがあります。

背中の痛みにお困りの方は、かかりつけの先生にご相談下さい。
当院では、整形外科にご相談下さい。

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