甲状腺機能検査
甲状腺機能検査(TSH・FT3・FT4)
TSH
脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンです。甲状腺ホルモンの分泌量を調節する働きをもつホルモンです。
*TSHの判定基準値*
基準値 | 0.436~3.78 |
---|
(単位 ng/㎖)
この検査で疑われる病気
高値:橋本病や甲状腺手術後、アイソトープ治療後などの甲状腺機能低下症に関わる症状を発症している可能性がある
低値:バセドウ病などの甲状腺機能亢進症 亜急性甲状腺炎 中枢性甲状腺機能低下症
FT3/FT4
甲状腺で作られる甲状腺ホルモンの量を調べる検査です。甲状腺ホルモンはエネルギー代謝の調節や細胞の新陳代謝を活発にする働きがあります。不足または過剰になることで、様々な障害が起こります。
*FT3/FT4の判定基準値*
基準値 | FT3:2.1~4.1pg/㎖ |
---|---|
FT4:1.0~1.7ng/㎗ |
この検査で疑われる病気
高値:甲状腺機能亢進症
低値:甲状腺機能低下症 肝硬変 腎不全など
この検査で異常値が疑われた場合
検査を受けた状態にもよりますが経過観察でよいのかまたは再検査が必要なのかを判断するために一度内科・内分泌内科を御受診してください。診察させて頂きその結果、必要によって専門病院をご紹介させていただく場合があります。
当院外来の流れ
当院では、内科を受診して頂きます。内科医より、現在の症状の程度・随伴症状に基づいて診察を行います。
その上で、内科医の指示にて疑われる疾患に対しての血液検査、MRI検査や系列の医療機関での超音波検査などの精密検査を行っていきます。
その結果、数値が安定せずに専門医の診断が必要な場合、更なる治療が必要な場合など当院で治療や経過観察を行うことが出来ない場合は専門の医療機関に紹介させていただきます。