糖尿病検査
糖尿病検査
空腹時血糖
糖とは、血液中のブドウ糖のことでエネルギー源として全身に利用されます。
健康な人の場合、血糖値があがると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。しかし、インスリンが不足したり作用が不十分だと血糖値が高いままの状態が続き糖尿病と診断されます。
*空腹時血糖の判定基準値*
基準値 | 99以下 |
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異常なし | 要経過観察 | 要治療 |
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99以下 | 100~125 | 126以上 |
(単位 ㎎/dl)
この検査で疑われる病気
高値:糖尿病 慢性膵炎
低値:甲状腺機能低下症 下垂体機能低下症など
HbA1c
HbA1cとは、赤血球中に含まれるヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結合したものをいいます。
HbA1cは、約120日間血液中に存在するため、検査直前の飲食に左右されず過去1~2か月間の血糖の状態を調べることができます。そのため、糖尿病の確定診断や管理を行うことが出来ます。
*HbA1cの判定基準値*
基準値 | 5.5以下 |
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異常なし | 要経過観察 | 要治療 |
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5.5以下 | 5.6~6.4 | 6.5以上 |
(単位 %)
この検査で疑われる病気
高値:糖尿病 腎不全
低値:溶血性貧血
この検査で異常値が疑われた場合
検査を受けた状態にもよりますが経過観察でよいのかまたは再検査が必要なのかを判断するために一度内科を受診してください。日常生活(食生活・適度な運動)や内服薬について診察させて頂きその結果、必要によって専門病院をご紹介させていただく場合があります。
当院外来の流れ
当院では、内科を受診して頂きます。内科医より、現在の症状の程度・随伴症状に基づいて診察を行います。
その上で、内科医の指示にて疑われる疾患に対しての血液検査を行っていきます。
日常生活の改善や投薬による治療、定期的な経過観察を行います。その結果、数値が安定せずに専門医の診断が必要な場合、更なる治療が必要な場合など当院で治療や経過観察を行うことが出来ない場合は専門の医療機関に紹介させていただきます。